ある盾と矛のはなし 後編
2007年7月15日そして、母さんとパパンの愛人関係の話に移った。
「愛人なら愛人としてのルールを守れ」との話。
愛人なら表立って出てくるな、近くに住むな等のTVドラマ並みの愛人としての一般常識があるらしい。
それが守れないなら、(今回、俺という存在が大々的にルール無視だった訳で)パパンを引き取ってくれ。じゃなければ別れてくれ。
まぁ引き取ってくれっつーことはつまりウチで一緒に住むって事なんですけど。
母さんは「娘が慣れないと思うからそれは出来ない」と回答。
つーかこの回答おかしくね?
これがふつーは理想のはずなんですが、なんかおかしい。
じゃあ別れてくれますか?ってなったら、社長と母さん揃って何も答える事なくだんまり黙秘。
その黙秘から回答なんて察しが付く。別れたくないんだろう。
二人の黙秘が30分ほど続いたところで、奥さんがしばらくの間席を外した。
その後も「決断してください」「自分の気持ちを話すだけでしょ」と、周囲の回答を急かす説得が続く。
1時間くらいして戻ってきた奥さんは、譲歩した。
「二人が別れてくれるなら、木崎(仮)君を常務の一任でウチの会社で雇ってもいいですよ」
パパンの家族から言わせると、今まで聞いたことも無いような譲歩らしい。
俺はそれでも会社に居たいか?と聞かれた。
迷う理由は無い。そうすれば俺は堂々と会社に居られる。
今辞めれば、会社の人達に言ったこれから先の未来の話が全て嘘になる。俺の経歴に取り返しが付かない傷が付く。
ただでさえ、今まで社長の嘘と俺の本音で矛盾していた俺の信頼性が、ここで辞めたら存在自体が嘘になる。
しかし、肝心の二人は何も言わない。
別れるとも、別れられないとも。
「自分の恋愛の方が子供より大事ですか?」
何も言わない母さん。
別れたくないのなら、そうなのかも知れない。
俺とパパンを天秤にかけて、俺を選ぶ事が出来ないんだろう。
結局、20時まで続いたこの話し合い。
俺の進退が決まる今月20日に結論を言うってことで決まった。
帰り際、母さんは俺にこう言った。
「どうしてもこの会社じゃなきゃイヤ?」
あの場での俺の発言は、後で真偽を聞き返すほど信頼性が乏しかったのか。
母さんは俺に言った事がある。
「私、中途半端な男は好きになれないんだ」
今の俺には、パパンと母さんがどれほど中途半端に映ってるか。
当の本人達にそれが想像出来るだろうか。
「愛人なら愛人としてのルールを守れ」との話。
愛人なら表立って出てくるな、近くに住むな等のTVドラマ並みの愛人としての一般常識があるらしい。
それが守れないなら、(今回、俺という存在が大々的にルール無視だった訳で)パパンを引き取ってくれ。じゃなければ別れてくれ。
まぁ引き取ってくれっつーことはつまりウチで一緒に住むって事なんですけど。
母さんは「娘が慣れないと思うからそれは出来ない」と回答。
つーかこの回答おかしくね?
これがふつーは理想のはずなんですが、なんかおかしい。
じゃあ別れてくれますか?ってなったら、社長と母さん揃って何も答える事なくだんまり黙秘。
その黙秘から回答なんて察しが付く。別れたくないんだろう。
二人の黙秘が30分ほど続いたところで、奥さんがしばらくの間席を外した。
その後も「決断してください」「自分の気持ちを話すだけでしょ」と、周囲の回答を急かす説得が続く。
1時間くらいして戻ってきた奥さんは、譲歩した。
「二人が別れてくれるなら、木崎(仮)君を常務の一任でウチの会社で雇ってもいいですよ」
パパンの家族から言わせると、今まで聞いたことも無いような譲歩らしい。
俺はそれでも会社に居たいか?と聞かれた。
迷う理由は無い。そうすれば俺は堂々と会社に居られる。
今辞めれば、会社の人達に言ったこれから先の未来の話が全て嘘になる。俺の経歴に取り返しが付かない傷が付く。
ただでさえ、今まで社長の嘘と俺の本音で矛盾していた俺の信頼性が、ここで辞めたら存在自体が嘘になる。
しかし、肝心の二人は何も言わない。
別れるとも、別れられないとも。
「自分の恋愛の方が子供より大事ですか?」
何も言わない母さん。
別れたくないのなら、そうなのかも知れない。
俺とパパンを天秤にかけて、俺を選ぶ事が出来ないんだろう。
結局、20時まで続いたこの話し合い。
俺の進退が決まる今月20日に結論を言うってことで決まった。
帰り際、母さんは俺にこう言った。
「どうしてもこの会社じゃなきゃイヤ?」
あの場での俺の発言は、後で真偽を聞き返すほど信頼性が乏しかったのか。
母さんは俺に言った事がある。
「私、中途半端な男は好きになれないんだ」
今の俺には、パパンと母さんがどれほど中途半端に映ってるか。
当の本人達にそれが想像出来るだろうか。
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